Q.
奨学金を借りて進学しようと思っているのですが、「奨学金が返済できなくなる人もいる」と聞いて、「奨学金の返済は大変なことなのだろうか…」と疑問に思うようになりました。
「働きながら奨学金を返済していく」ということは、そんなに大変なことなのですか?
A.
「働きながら奨学金を返済していくことが大変かどうか」ということは、人それぞれで変わってくるものではないかと思います。
実家で生活するか、一人暮らしをするかでも出費は大きく違いますし、一人暮らしでもある程度高い給料がもらえる所に就職することができた場合であれば、それほど大変なことではないかもしれません。
逆に給料がそれほど多くはない所に就職した場合であれば、生活費を切り詰めたり、欲しい物を我慢したりしなければならないので、大変だと感じる事もあるかもしれませんが、最初から返済分を引いて残りで生活をするという事を当たり前と思って生活すれば返済できないことはないでしょう。
また、返済が「大変だった」という感想を抱いている方々の中には、「返済は大変だったけれど、奨学金を借りることができたおかげで、親に経済的な負担をかけることなく、自分自身も不自由なく学生生活を送ることができた」という方もいます。
つまり、「学生生活を支えてくれた奨学金に感謝をしている」ということですね。
私自身も、奨学金を借りて大学に進学し、卒業後に就職した会社で働きながら、少しずつ奨学金を返済していった経験があります。
確かに、奨学金の返済に生活費が圧迫されることも多々あったので、「早く完済したい!」と思いながらの毎日でしたが、奨学金のおかげで両親に負担を掛けずに済んだことは、本当に良かったです。
きっと両親も、老後の生活を楽しむための資金を確保することができたのではないかと思います。