過払い返還を行ってみよう

過払い返還を行う事になるとは

実は内職で、過払い返還の調査みたいな事をした事があったので、過払い返還がどのようなものなのかというのは自分自身でも大まかには把握していたんです。でもまさか自分が過払い返還を行う事になるとは夢にも思っていませんでした。

ただ、やるなら自分では無理だろうから法律事務所に相談しようと。法律事務所の無料相談や、WEBからの質疑応答って言うんですかね?
質問等とか、これは結構な数の法律事務所に相談しましたね。法律事務所もピンキリって自分如きが言ったら失礼ですけど、しっかり丁寧に説明してくれる所もあれば、「とりあえず事務所まで来てくれ」の一点張りのところもあったり。

そもそも法律の専門用語なんて解る訳がないのにやたら専門用語をまくし立てる法律事務所もありましたね(苦笑)

法律事務所に行ってみました

いろんな法律事務所とメールでやり取りしたんですけど、一つ物凄く丁寧に説明してくれる所があったんです。こちらの返信にも素早く応対してくれて。それでお話していくうちに、興味があるなら事務所まで来てくださいって流れになったので、事務所に行く事にしたんです。

法律事務所まで足を運ぶ事なんて日常生活ではまずないじゃないですか。
だから物凄く緊張したのを覚えています。それにやっぱりいろいろと考えてしまうこともありました。例えば「借金まみれなんだな」って思われたらどうしようとか思ったり。

でも過払い返還がどんなものなのかっていうのも興味あったりで、とにかく勇気を持って法律事務所に足を運んでみることにしました。

返済が進み貯金が出来てきた頃に

欲しいものが出てきました

順調に借金を減らしていく生活にも慣れてきて、コンビニのカードに関してもそろそろゴールが見えてきたなと思っていた頃に、ちょっと転機といいますか。それは、自動車が欲しいって思うようになっていたんです。
そこまで自動車が好きだった訳ではないんですけど、お金も貯まるようになってきて、無理に借金返済に回すのではなくて、マイペースにって感じで返済していたんですね。

そうするとまぁ一ヶ月にそこそこお金が貯まる事に気付いて。自分の経済力等を加味して、自動車を持ちたいなと。

早く借金を完済したいと思った時に目についたものは

自動車って言ってもピンキリですけど、そこまで興味がある訳ではなかったので、とりあえず動けば何でも良いって思っていたんです。
中古の軽自動車に目星をつけたんですけど、総額で30万円くらいだったんですね。

まぁ本当に動けば十分ってレベルだったので、品質にはそこまでこだわる事もなく。一応一括で支払う事は出来たんですけど、やっぱり自動車を持つとそれなりにお金がかかると言いうことは確かです。(苦笑)

駐車場料金やガソリン代、保険を含めると、黒字ではあるんですけど、それまでのような余裕がなくなったのも事実だったんですね。
でも自動車にかけるお金っていうのは最低限のものですから削れないですよね。

だからまた借金を早くどうにかする事はできないかって思うようになったんです。そんな時に目に入ったのが、インターネット上のとある法律事務所の広告でした。そうです、「過払い返還」と呼ばれるものです。

クレジットカードのポイントは貯まっていました。

借金生活の中で思わぬメリットもありました。それはコンビニカードと旧ハウスカードに関してですが、これは消費者金融のカードローンとは異なり、クレジットカードとしての機能もありますから、とあるサービスが用意されていたんです。それはポイントです。使えば貯まるポイントですが、このポイントはとにかくたくさん貯まりました。

旧ハウスカードはそれまで意識していなかったんですけど、オンライン上でポイントを確認する事が出来るという通知を確認してから、一回インターネット上で自分のポイントを確認してみたらかなりのポイントが貯まっていたんです。ポイントの還元先はいろいろとあったんですけど、商品券があったので引き換えました。

意外なプレゼントができました

確か250ポイントで1,000円分の商品券だったと思うんですけど、送られてきた商品券をチェックしたら20,000円くらいになっていたんです。確かに、毎月のように借りては返し、返しては借りてを繰り返し、さらには限度額一杯まで借りていた訳です。それを繰り返していたんですから、ポイントもかなり貯まっていたんでしょうね。
コンビニのカードも同様で、いろんなものに変える事が出来ました。

商品券は何食わぬ顔で親にプレゼントしましたけど、借金生活の中での数少ないメリットと言えばそれらが挙げられますね。自分でも本当に驚きましたけど、たまにはそんな事もあるんだなとびっくりしましたね。
まぁ自分が背負った借金の額に比べれば20,000円は気にするような金額じゃないですけどね(苦笑)

キャッシングの返済に自分の資源を集中して完済しました

今度返済してしまうターゲットにしたコンビニのカードは以前は結構使っていたものです。
月々の支払いが100,000円につき4,000円でしたから、ショッピングが30万で一ヶ月に12,000円の返済。そしてキャッシングは500,000円ですから月々20,000円の返済で、次はこれを何とかしていきました。

借金しないようになってからは使わなくなっていたので、提携カードのキャッシングを片付けた際にはキャッシングは残高が27万円、ショッピングに関しては21万円くらいでした。

金利の高いほうから返済する

とりあえずショッピングは次の月で残高200,000円を切らせれば支払いが4,000円減ると。
昨日もお話したように、クレジットショッピングの金利よりもキャッシングの金利の方が高かったので、これからはキャッシングの返済に自分の資源を集中して完済してしまおうということにしました。
まぁ自分も稼ぎが良い訳ではなかったので、半年くらいでかかりましたが、とにかく残ったお金は全てコンビニカードのキャッシングに充ててましたね。

そして返済の残高も100,000円を切ってくると自分の中で「もう少し」って思いに駆られるものです。

コンビニカードの返済の面での利点は家から近いおかげで、とにかくちょこちょこお金を返済する事が出来たことです。毎月4日が支払いだったんですけど、最低額であればいつでも支払えましたから、何かお金を使いたいって衝動に駆られた時は、使わないうちにコンビニのATMまで行って返済していましたね(苦笑)
今考えれば、これこそまさにコツコツって事なのかもしれないですけどね(笑)

ショッピングの金利とキャッシングの金利が結構違いました

とりあえず返済額の一番大きかった会社のカードローンの返済を済ませたことで、自分のそれまでの借金返済活動が一つ形になった事、さらにはそれまで支払っていた月15,000円の返済額が無くなりましたから精神的にはかなり楽になりました。
借金の返済は言ってみれば義務みたいなものですから、月々の最低額は必ず支払わなければならないんですよ。
早く返済したいので多目に支払っていましたけど、それは個人の自由で、最低額は必ず支払わなければならない額ですよね。

その額が15,000円減ったっていうのは本当に気持ちの面でかなり違うというか。その分のお金を他の借金返済に回す事も出来るようになりましたしね。

返済の優先順位を再確認しよう

最初の1社の借金を完済する為に他から30万円弱分借りた訳ですから、他の3つのキャッシングに関しては振り出しというか。そこでまた自分で何を優先するべきかの計画を立てる事にしたんです。

旧ハウスカードのクレジットカードは自分にとって唯一のクレジットカードって事もあって、案外いろんな所で使っていたんですね。だからここは最後にしようと。

そして一番最後に作ったカードローンはまぁ一ヶ月の支払い額が少ないですから、とりあえず次はコンビニのカードを片付けようということにしまして、返済が終わった1社分の月15,000円浮いた分は全てこちらに回す事にしたのですが、明細を見ると、クレジットショッピングの金利とキャッシングの金利が結構違いました。
利息を見ても、ショッピングクレジットよりキャッシングの方が高かったので、まずはキャッシングの返済を優先することにしました。

先ずは月々の支払額の大きい1社を返済しました

一社消えました!

一ヶ月の黒字は、月々の支払額が1番大きいカードローンに全て投入していた事もあって、そのカードローンの借り入れ残り300,000円くらいになっていたので月々15,000円支払っていた訳ですけど、もしもこれが消えれば一ヶ月15,000円浮く事になるんですよね。

しかも一ヶ月の黒字分をそこに入れていた訳ですから、払い終わればさらにその分のお金が浮く事になる訳で他社の返済も早くなります。
それでいろいろと計算してみたんですけど、他の会社から借りる事が出来る分のお金を借りれば月々の支払いが1番大きいカードローンの支払いを完済して消す事が出来るくらいになっていたんです。

他から借入してでも先ずは一社返済してしまおう

結構躊躇したんですよ。

他は言ってみればまた「0」に戻る訳ですからね。でも、やっぱり「一つ消える」っていうのは心理的に違うんじゃないかなって思いもあったんです。
だからかなり悩んだんですけど、やっぱりとにかく借金そのものを片付けるためにって事で、他からお金を借りて一社消す事にしました。総量規制で借りる事が出来ないんじゃないかな?って思ったんですけど、結構すんなり借りる事が出来ましたね。クレジットカードとかハウスカードも入っていたからですかね?

一社消えた事で、とにかく気分が変わりましたね。やっぱり「コツコツ払っていればいずれなくなる」って事を一社分ですけど自分で証明する事が出来た訳ですから。
これで残りは旧ハウスカード、コンビニハウスカード、そして新しく作ったカードローン。ハウスカードとコンビニカードはショッピングとキャッシングの両方ですから、残り3社5箇所。
あまり変わっていないのでは?と思うかもしれませんが、「一社消えた」って事実が自分にとっては本当に嬉しかったです。

借入先の一元化に申し込んでみました

いろんな所から借りているからどうしても利息が多くなってしまっているため、借入先を一本に出来れば月々の支払い額もかなり抑える事が出来るという一元化。

できればいいとは思いましたが、一元化するにはどこかでまとまった借金をして他の返済を済ませる必要があります。
でも、既に総量規制が始まっていた事もあって、いくら借金が減っているとは言っても新しくお金を借りる事は出来ないだろうなって思っていたんですよ。

それでもかすかな望みを持って一元化を謳っているサービスに申し込んでみたんですが、まぁやっぱりダメでしたね(苦笑)当時の自分の年収はアルバイトで120万円、インターネットの収入を入れてもおよそ200万円。自分が借りたいって申請した額がその時点で確か200万円。まぁ無理な話というか(苦笑)

一元化が無理でもできる事

他の一元化のサービスに申し込もうかなとも思っいましたが、一度断られたらすぐに申し込むのはあまり良いものじゃないという事は調べていたので、一元化以外の方法を模索する事にしました。

でもなかなか良い方法も浮かばず、とりあえずは自分で出来る事として、とにかく借入元の数を減らしていこうと。旧ハウスカードとコンビニのクレジットカードは二本立てな訳じゃないですか。

キャッシングとショッピングのクレジットカードはお世話になっていたので、これは後回しにしようと決めました。
そうなると提携のカードローンと新たに作ったカードロンの二つを何とかしたいと考えるようになります。

ただ、最後に契約したカードローンは先にもお話しましたけど、月々の支払い額が100,000円に対して2,000円なので、これよりもまずは提携のカードローンの返済が先でした、こちらは100,000円で5,000円でこれが無くなるだけでも結構な負担減になる訳ですから。

一気に借金を減らしたくなりました。

借金も順調に返済していました。まぁ当たり前の話ですけど、順調に返済していて借りなければ減るんですよ、借金は。

返しているだけなら借金が減っていくのは当たり前なんですけど、お金を借りない生活も一年近く経過してくると、今度はそれに慣れてしまうんですよね(苦笑)これは人間の欲求の悪い部分なのかもしれないですけど、慣れちゃうものだから、結局今度は「もっとお金を使いたい」「もっと一気に借金は減らないか」みたいな事を考えるようになっちゃうんですよね。

借金を早く減らす方法を探してみる

「コツコツ」こそが借金の返済にはとっても大切だと思うんですけど、コツコツに慣れてくると、どうしても「何か他に方法が無いのか」って事を考えるようになっていくんですよね。

一ヶ月普通にお金を返すだけで、元金部分だけでもおよそ50,000円から60,000円くらいは減らしているんですけど、なまじ借入先が複数であるがためにどうしても「なかなか減っていない」って錯覚してくるんですよね。

まぁこれをコツコツ続けていればいずれは借金も無くなるとは思ったんですけど、「何か良い方法があるんじゃないか」って思うようになったんですよ。

特に目に留まったのが「一元化」って言う広告。
いろんな所から借りているからどうしても利息が多くなってしまっているため、それを一本にしようというものでした。

確かに理屈としてはよく解りますし、実際もしも一元化する事が出来れば自分の月々の支払い額もかなり抑える事が出来るなって思ったんですよ。

借金が減って考え方も行動も変わってきました

借金の返済と借入を繰り返していた頃は、お金がなかった事もあって基本的には人から誘われた時くらいしか遊んでいませんでした。
でも、返済がすすみ、自分の稼いだお金がある程度使えるようになると、人と遊ぼうって気持ちになれるました。もちろんそれまでも遊んではいたましたけれど、心のどこかで「借金が増える・・・」みたいに考えていた部分もありました。

借金のせいでネガティブになっていた過去

実際友達との遊びっていうのは基本的に借金で遊んでいた訳ですから、そう思ってしまうのも仕方ないのですが、それが、お金が出来てくると友達とも「自分のお金」で遊ぶ事が出来るようになりますから、ちょっと疎遠になっていたような友達とも連絡を取ったりして、いろいろと遊ぶようになっていきました。

しかもそれは自分のお金ですから何の罪悪感もなく楽しめるんですよ。

収入を増やして借金の返済を進めていくと、借金が減っていくのはもちろんですけど、自分自身のお金が出来た事で、交友関係まで広くなっていったんです。

まぁそれまでが借金のおかげで狭かったって話しではあるんですけど、本当にいろんな意味で自分の生活が変わっていっているのを実感する事が出来、いろんな事に対して意欲を持つ事が出来るようになり、本当に考え方が変わっていっているのが解りましたね。

借金があっても自分では何も変わっていないって思っていたんですけど、実際には借金のおかげで考えかたはネガティブだったし、行動そのものにも支障が出ていたんですよね。無自覚だっただけに余計性質の悪い話ですけど、それがかつての自分だったんですよ。

借金をせずに欲しい物を買おうと思うようになりました

それまで稼いだお金は基本的に借金の返済。そして自分が使うお金っていうのは返済して借入残高が増えたら使う・・・。
これの繰り返しだったおかげで、大きな買い物っていうのは出来ないでいたんです。結局欲しいと思っても、買える訳がないのですから、思い浮かべるだけ損をする。

そんな気持ちもあったんです。でも自分のお金も増えていって。借金が減っていくって事は、返済に回すお金が減り、自分で使えるお金が増えていくって事でもありますから、そのおかげでそれまでは視野に入らなかったようなものまで視野に入るようになっていったんです。

欲しいものを買うという目的が返済のモチベーションを高めます

バイクだ車っていうのは、自分にとっては本当に「他人事」でしかなかったんですけど、お金を使えるようになってからはいろいろと思い描く事が出来るようになっていったんですね。

これが自分自身のモチベーションにもなりました。「借金がもっと減ったらそろそろバイクでも」「月々の負担が減ったら思い切って車でも買おうかな」とか、「残り額がいくらになったら1人暮らしも出来るかも」といったように、いろんな事を思い浮かべる事が出来るようになっていったんです。

そうしたモチベーションっていうのは以前にはなかったものですからね。借金が減っていく事で身軽になるだけではなく、いろんな事を考える事が出来るようになっていってましたし、それなりにお金を稼いでいるおかげもあってか、欲しいものは借金ではなく、「自分のお金で」って思うようになっていったんです。