なぜ借金を作ってしまったのか。いわゆる「初めの一歩」はとても些細な事でした。
なぜ借金となってしまったのかと言えば、それはまだ20歳の頃、大学生の頃に付き合っていた彼女の要求に無理をして応えようとしたことでした。
付き合っていた彼女へのクリスマスプレゼントにとあるブランドの財布をリクエストされたのです。
今思えば、大学生の彼氏に対してブランド物のプレゼントを要求するのはおかしいと思いますが、当時は「彼女のリクエストに応えなければ」という思いがとても強く、「断る」という選択肢は無かったのです。どうすれば良いのか。
無理をして借金をする愚
一応アルバイトはしていましたが、アルバイトでの収入など一ヶ月に数万円程度。
そのお金は大半がデート代として消えていましたから、貯金なんてある訳がありません。そのリクエストがあってからというものの、どうしたものかと思案する日々。
短期でのアルバイトをいろいろと探してはみたものの、さすがにクリスマスまでにその額を貯める事は計算では無理でした。
本当に今思えば、無理なプレゼントを要求するような人とは付き合うべきではないと思いますが、当時は断る事は考えず、むしろ彼女の期待値は高まっているのですから、どうにかしなければという思いがとにかく膨らんでいきました。
悪戯に月日だけが流れる中で、自分自身の借金生活をスタートさせる事が起きたのです。
自分には弟がいるのですが、その弟が言うなれば「金策」を授けてくれたのです。
なぜ弟がそのような事を知っているのかと言えば、そこにも大きな理由があったのですが、それによって自分は借金生活を始める事になったのです。