Q.
数ヶ月前に、主人に借金があることがわかりました。
このことを知り合いに相談してみたところ、「債務整理」というものを行うことを勧められたのですが…
債務整理という言葉自体は聞いたことがあるのですが、債務整理という行為がどのようなものであるのかということが全くわかりません。
債務整理について、わかりやすく教えて下さい。
A.
「債務整理」というのは、その言葉の通りで、「債務を整理する」という行為を意味する言葉です。
「債務」という言葉は「借金」を意味しているので、簡単にいえば「今ある借金を整理する」ということになります。
一言に債務整理といっても、「任意整理」「民事再生」「自己破産」「過払い金の返還請求」などの方法があります。
◇任意整理◇
弁護士や司法書士を依頼することで、我々に代わって弁護士や司法書士が債権者に借金減額と金利カットの交渉を持ちかける方法
◇民事再生(個人再生)◇
住宅などの財産を手放すことなく、借金を5分の1程度に減額してもらう方法
◇自己破産◇
裁判所で「返済できる状況ではない」と認められた場合、財産を手放す代わりに、残っている借金を全てなくすことが出来る方法
◇過払い金の返還請求◇
債権者に返済し過ぎてしまった分のお金の返還を求める方法
このように、債務整理を行うことで、借金を大幅に減らすことができたり、返済しすぎてしまったお金が手元に戻ってきたりする可能性があります。
いずれにしても、弁護士や司法書士に相談することで、ベストな債務整理の方法がわかると思いますし、私自身の経験としては、相談できたことだけでも気持ちが楽になったので、まずは相談をしてみてください。