増資のお知らせは消費者金融の方から来ました。
自転車操業を繰り返しているとは言っても、表面上だけで見れば期日までにはしっかりと返済を行っている訳です。しかも時代もありました。
近年では総量規制もありますから、このような事は不可能なのですが、また緩和されるような話も出ていますから要注意です。
とにかく当時はまだまだ消費者金融を取り巻く環境は物凄く甘いものでしたので簡単に増額が出来てしまっていたのでしょう。
増資のお知らせは一社でしたが
ですがこの時点で月々の返済が20,000円もあったのです。
それが更に10万円借りるとなると、凡そ5,000円支払い額が高まるのです。
当時のアルバイト生活で、これは本当にどうにもならない額になるのではないかとの思いがあったのですが、それでも結局増資分もキャッシングしてしまいました。
背に腹は変えられない…ではないですが、やはり使えるお金は多い方が安心感があるんです。
だからそのおかげでついつい軽い気持ちで増資分をキャッシングしてしまったのです。
この時は一度に大金をキャッシングするのではなく、細かくキャッシングしていったのですが、このような手法であっても結局返済するお金は変わらないのですから、借金の返済額は増えました。
余談ですが、この消費者金融からはすぐに増資のお知らせが来ました。
今思えばですが、業者からすれば自分のように借りては返し、返しては借りてを繰り返している人間は「美味しいお客」と思っていたのでしょう。
今であればそのように思えるのですが、当時はそのような事も考える事が出来ず、ただただ時間と共に借金が増えていきました。